「新世紀エヴァンゲリオン」の監督としてもお馴染みの庵野秀明さん。
2021年3月にはシリーズ最終作となる「シン・エヴァンゲリオン劇場版」が公開され話題となりました。
そんな庵野秀明さんのお父様は義足で生活していたこともあり、庵野秀明さんの生い立ちにも影響を与えたとか。
庵野秀明さんの生い立ちやご家族、若い頃について調査しました。
庵野秀明の生い立ちと家族構成!父親、母親、妹の年齢や職業は?
脚本家やアニメーター、映画監督など様々な場面で活躍している庵野秀明さん。
1960年5月22日に山口県宇部市で誕生し、2023年現在63歳です。
庵野秀明さんは、幼い頃からアニメや特撮に魅了されていたようで、絵を描くことが好きだったのだとか。
学歴については後述しますが、中学、高校は美術部に入部し絵を描くことに没頭するあまり、勉強が疎かになってしまったのか、高校卒業後は一浪。
当時から自主制作の映像を手掛けるなど、精力的に活動していたといいます。
その後、大学へと進学し、アニメーターとしての道を進んでいきます。
庵野秀明の家族構成
庵野秀明さんの家族構成は、父、母、妹の4人家族です。
(https://www.youtube.com/)
そんな庵野秀明さんが幼い頃に夢中になったアニメが「鉄人28号」。
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鉄人28号に魅了され、ロボットの絵などを描いていたそうですが、庵野秀明さんが描く絵には特徴があり、2021年3月22日放送の「プロフェッショナル仕事の流儀」では、
ロボットとか描いたら必ず腕とか足がないんですよね
壊れて取れてるのが好き
と語っていました。
その理由として関係していたのが、庵野秀明さんの父、卓哉さんでした。
父の卓哉さんは、16歳の時に製材所でノコギリを使っていた時に事故に遭い、左足の膝から下を失っため、義足に。
(https://www.youtube.com/)
その後製作所をやめて、洋服の仕立て屋を奥様で庵野秀明さんの母である文子さんと共に営んでいたようです。
父の卓哉さんは、事故のせいで世の中を恨んでいたのだとか。
その恨みが庵野秀明さん自身にも向けられていたそうで、1999年8月30日の朝日新聞のインタビューでは、
よく殴られたりけられたり。
4、5歳のころ、見かねた母親に抱えられて逃げたことがある。
きつい言葉で怒られた覚えもあるんですよね。
と語っていました。
また、母の文子さんからも、ツライ言葉をかけられていたようで、
「産まなきゃよかった」みたいな意味合いかな・・・
とインタビューで答えています。
洋服店だけでは生活できなくなった庵野家は、父の卓哉さんが新聞配達をスタート。
(https://www.youtube.com/)
新聞配達を始めたことで父の卓哉さんは、事故のことが吹っ切れたと庵野秀明さんは語っていました。
あれで何かが吹っ切れたのかもしれない。愚痴を聞かなくなったのはあのころからです。
そんな父親の存在が少なからず、庵野秀明さんに影響を与えていたようで、
(https://www.youtube.com/)
どこか欠けている方がいいと思うのは、僕のおやじが足が欠けていたからかなと、いま思いますけどね
欠けているものが日常の中にずっとあって、それが自分の親だったっていうのが
全部がそろってない方がいいと思ってる感覚がそこに元があるのかなと
引用:プロフェッショナル仕事の流儀
と語っており、父の卓哉さんが庵野秀明さんを作り出す原点になったことが伺えます。
(https://www.youtube.com/)
ご両親の年齢などは詳しくは明らかになっていませんが、現在の庵野秀明さんに影響を与えた存在であったことは間違いなさそうです。
庵野秀明さんには、7歳年下の妹さんもいるそうですが、職業などは明らかになっていません。
お互いにあまり連絡を取りあったりはしない希薄な関係なんだとか。
庵野秀明さん自身、ご家族に会うのは2、3年に一度あるかどうかで、1999年8月30日の朝日新聞のインタビューでも、
家族の存在は、今の僕にとって希薄です
と明言していることから、家族とは少し距離をとって生活しているのかもしれません。
庵野秀明の若い頃!学歴や経歴は?
庵野秀明さんは、山口県宇部市の「宇部市立鵜ノ島小学校」、「宇部市立藤山中学校」のご出身。
(http://www3.ube-ygc.ed.jp/use/)
中学では美術部に入部し、ひたすら絵を描く日々を過ごしたといいます。
(http://www3.ube-ygc.ed.jp/fyj/index.html)
基礎デッサンもせず、マンガと油絵を描く日々が続く。
引用:株式会社カラーHP
とにかく絵を描くことが好きだったんですね。
そんな庵野秀明さんは、1976年に地元で進学校といわれる、「山口県立宇部高等学校」に入学。
(http://www.ube-h.ysn21.jp/)
ここでも美術部に入部し、絵はもちろん、星の観察や麻雀などにもハマり勉強はそっちのけで、高校2年生の時には、自らの8ミリフィルムを購入し、なんと自主制作の映像作品「ナカムライダー」を完成させました。
そして、文化祭で披露までしていたのだとか。
2014年10月のMOVIE WALKERのインタビューでは、「ナカムライダー」は高校の美術部時代に撮ったものかを尋ねられた庵野秀明さんは、
(https://moviewalker.jp/)
フィルム代はおそらく部費で出したと思います。セルは自分の小遣いで買った記憶があります。フィルム代で部費がなくなったので、後は自腹でやるしかないと。
と語っていました。
高校時代に映像を自主制作するほどの実力があったというのもすごいですね。
それからフィルム制作の魅力に取りつかれた庵野秀明さんは、大学浪人中に自主制作グループSHADOを結成。
そんな日々を過ごしていたそうですが、学業は好き嫌いが激しかったらしく赤点も多かったといいます。
ご自身の制作会社である株式会社カラーのホームページでは、
「とにかく大学に行ってくれ」という両親や進学率を下げたくない高校の要望により、ようやく受験の準備、重い腰を上げる。
と述べており、一浪して実技試験のみの大阪芸術大学を受験。
(https://manabi.benesse.ne.jp/daigaku/school/3631/index.html)
見事合格し、1980年に大阪芸術大学に入学し、入学後も自主制作アニメやイベント制作などをおこない、精力的に活動していたといいます。
当時からプロ顔負けの絵の才能を発揮していた庵野秀明さんは、絵の仕事に没頭するあまり学費を払っていなかったそうで、大学から除籍処分を受けてしまったのだとか。
(https://www.youtube.com/)
その後あのアニメ界の巨匠、宮崎駿監督と出会い、1984年公開の「風の谷のナウシカ」の巨神兵の爆発シーンを任されることとなります。
宮崎駿さんは、2021年3月22日放送の「プロフェッショナル仕事の流儀」で、当時23歳の庵野秀明さんとの出会いを振り返り、
(https://news.mynavi.jp/)
宇宙人が来たかと思いましたよ
見た瞬間にああこいつ面白いって思ったからやれって言ったの
と語っており、当時の庵野秀明さんの実力の高さが伝わってきますね。
その後様々なスタジオの設立などに参加し、映像制作に携わってきた庵野秀明さん。
(https://www6.nhk.or.jp/anime/program/detail.html?i=nadia)
1988年には「トップをねらえ!」、1990年には「ふしぎの海のナディア」などの有名作品の監督を担当し、活躍の場を広げていきました。
そして、1995年あの人気アニメシリーズ「新世紀エヴァンゲリオン」を生み出すことに。
(https://www.amazon.co.jp/ref=nav_logo)
社会現象を起こし、伝説のアニメとなった「新世紀エヴァンゲリオン」でしたが、人気が故に多くの批判もあったとか。
(https://www.nhk-ondemand.jp/#/0/)
庵野秀明をどうやって殺すかを話し合うようなスレッドがあって、どうやったら一番うまく僕を殺せるかってずっと書いてある
それを見た時にもうどうでもよくなって
1階は電車に飛び込もうと思ったのともう1回は会社の屋上から飛び降りようって
引用:プロフェッショナル仕事の流儀
と心が壊れかけていたことを明かし、痛そうだからと自殺を踏みとどまったといいます。
あまりにも注目されけいる作品だからこそ¥エヴァンゲリオンから逃れることができなかった庵野秀明さんの苦悩が伺えますね。
結果的に、2012年にうつ病発症。
2002年に結婚した妻の安野モヨコさんは庵野秀明さんのことを
(https://www.youtube.com/)
この人死んじゃうんじゃないかなって思ったんですよね
放棄してるっていうか、ちゃんと生きるってことを
引用:プロフェッショナル仕事の流儀
と明かしていました。
妻の安野モヨコさんや当時のや仕事仲間の支えがあり、2014年に仕事復帰し、2016年には映画「シン・ゴジラ」の監督を務めるまでに回復。
(https://www.amazon.co.jp/ref=nav_logo)
2021年3月には、エヴァンゲリオンの最終作となる「シン・エヴァンゲリオン劇場版」を公開し、作品の素晴らしさを改めて世に知らしめました。
今後はさらに2023年3月公開予定の「シン・仮面ライダー」の脚本、監督を務めることとなっている庵野秀明さん。
更なるご活躍にも注目です。
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