「映画秘宝」の岩田和明編集長が女性にどう喝まがいのDM(ダイレクトメッセージ)を送ったと炎上しています。
一体何が起こったのか?炎上内容や詳細、岩田和明編集長とはどんな人なのか?年齢やプロフィールは?など調査しました。
映画秘宝のどう喝DMの詳細は?何が起こったのか解説
ことの発端は、2021年1月17日、TBSラジオ「アフター6ジャンクション」に「映画秘宝」編集長の岩田和明さんが出演し、「リモート映画について」語った日のことでした。
ある女性視聴者が、番組内容についてツイッター上で番組への批判を行ったのです。
アトロクの韓国映画特集聞いててなんとなく西森さんが出ると思い込んでいて(多分前回の何かに出演されていたのと間違えてた)ゲストが映画秘宝(雑誌)の人たちで男性ふたりで、私は映画秘宝全然読んでなくてあんまいいイメージなくてむひろあの雑誌まわりが全部苦手で、勝手に幻滅している...女性ゲストは?
韓国映画についての面白い論説や批評、私が読んでるのは女性の方が多いので1人女性にするとか...って思うけど、アトロク(うたまるさん)とか映画秘宝とかは「俺たちのー!」とか「ポンコツ」とかそう言うノリがしんどーい
宇垣さんのマブリーインタビュー読みたいけど男性執筆人ばっかの本も買いたくねーな(純粋な悪口です)
「映画秘宝」やうたまる(ライムスター宇多丸)さんの男子校のようなノリがつらい、ということでしょうか。
ご本人も「悪口」とは書いていますが、言論の自由のある日本ではこのような個人の意見を発信することは人権上認められています。
しかし、この投稿主に対して「映画秘宝」の公式ツイッターからどう喝めいたDMが届いたのです。
「死にたい」で終わってるとか・・・
なかなかヘビーな内容・・・。
こんなメッセージが公式アカウントから、しかも夜中の1時に送られてきたらびっくりしますよね・・・。
このDMを送ったのは、「映画秘宝」編集長の岩田和明さん。
岩田編集長は1月25日に、過労の中で頭に血がのぼってしまい、憤りを感じたため送った
当該DMを送付した経緯は、1/5(火)放送の『アトロク』韓国映画特集回の当該女性アカウントのツイート内に、女性ゲストが不在である件、及びホモソーシャル的な映画秘宝文化についての苦言が記されていたことについて、過労のなかで一方的に頭に血がのぼってしまい、憤りを感じてしまったためです。
— 映画秘宝 (@eigahiho) January 25, 2021
と弁明しつつ、いち個人に対して悪質なDMを送ってしまった、と謝罪しました。
その結果、当該女性に対して、甚大なるご迷惑をおかけしてしまいました。
媒体の影響力を顧みず、公式ツイッターからいち個人へのあるまじき悪質なDMを送付してしまったことを、深く反省いたします。さらに、今後の再発防止と共に、信頼回復へ向けて全力を注ぎます。— 映画秘宝 (@eigahiho) January 25, 2021
しかし、問題はこれだけではなかったのです。
どう喝DMを受け取った被害女性が出版社に苦情の電話をし、連絡先を伝えたところ、折り返し岩田編集長本人から謝罪の電話がかかってきた、というのです。
一度文章を読むだけではよくわかりにくいこの騒動、いったい何が問題なのでしょうか?
映画秘宝のどう喝事件の問題点は何か?
①個人に対してメディアが攻撃的なメールを送った
確かにことの発端は、個人アカウントの主が映画秘宝やアフターシックスジャンクションへの悪口とも取れる批判を行ったことでした。
しかし、これは前述したとおり、言論の自由として認められており、もし反論をするとしても公式アカウントであれば、リプライや番組内で取り上げるなど、オープンな場で発言することが理想的でしょう。
それが突然深夜にクローズドなDMで、しかも「死にたい」などの過激な言葉をつかって相手を悪者に仕立て上げるような文言は、どう喝と取られても仕方ありません。
アカウント主さんも相当な恐怖を感じたようですね。
②岩田編集長本人が電話で謝罪した
もう一点の問題は、アカウント主の女性が出版社に苦情の電話をした後、岩田和明編集長本人から電話がかかってきたことです。
「合同会社オフィス秘宝」謝罪文でも
看過することができないのは、岩田が被害を与えた方に直接電話で連絡を持ったことです。それは、小誌・編集部が岩田からの謝罪文の送付を待っていたタイミングで、預かり知ることができませんでした。
謝罪のためとはいえ、被害者にとって暴力的な行為であり、それを未然に防ぐことができなかった責任は編集部にあると考えております。
と声明を発表しています。
岩田和明さんが編集長という責任がある立場であるとはいえ、恫喝した本人から電話がかかってきたら恐怖を感じてしまいますし、本音はなかなか言いにくいのではないでしょうか。
③個人情報が流出?
もうひとつの論点は、被害者の電話番号がどうやって岩田編集長の手に渡ったのか?ということです。
被害女性は出版社に苦情の電話を入れたところ、岩田編集長本人から電話がかかってきています。
※イメージ
オフィス秘宝は
この件に関しては発行元である株式会社双葉社は一切関与しておりません。
と声明を発表していますが、岩田編集長がどのように電話番号を入手したのか?については触れられていません。
最後の結びに「双葉社は一切関与していません」とありますが、「看過することができない」とされた岩田編集長から被害者への直接電話は、双葉社が岩田編集長に被害者の電話番号を教えたために起きたことなので、「一切関与していません」とはならないのではないでしょうか? https://t.co/wwGuJoy4xS
— 春日太一 (@tkasuga1977) January 25, 2021
岩田編集長に電話番号を渡した双葉社にも責任があるのでは?と言う声が相次いでいるのです。
相手が女性だからどう喝した?
アフターシックスジャンクションの放送内容について、男性も同じような内容のツイートをしたにもかかわらず、DMなどは届いていないことから、自分よりも弱いと思われる女性を狙って送りつけたのでは?と言う意見もでています。
アトロク韓国映画特集で某映画雑誌の人がゲストの回を「(〝ボンクラ〟的なノリが)シンドい」と批判的なツイートしたフォロイーさんに公式アカからDMが来たそうで、見せて貰うと「心の底から深く深く傷付き、死にたいです」「誹謗中傷ですか?」と恫喝紛いの内容と気持ち悪さが同居していて凄かった。
— 🖖濁山ディグ太郎🖖 (@DiRRKDiGGLER) January 24, 2021
私も同じような内容をツイートをしてるんですけど、まあ媒体名を伏せてるから当然かも知れないけど私の元にはそうしたDMは届いてませんね。 https://t.co/cpOloGi9t7
— 🖖濁山ディグ太郎🖖 (@DiRRKDiGGLER) January 24, 2021
映画秘宝の公式アカウント、誰が動かしてるのか分かんないけど、女性アカウントに粘着DMとかしてるのがバラされてて怖いわ
— ヘントナー大佐 (v.o.c) (@hentonacyoyu) January 25, 2021
岩田和明のプロフィール
岩田和明さんのプロフィールについて詳細な情報はありませんでしたが、
生年月日は1979年4月5日
千葉県出身の41歳のようです。
2012年11月から映画秘宝の編集長に就任。
映画秘宝の出版元だった洋泉社が宝島社に吸収合併されて解散したのを機に2020年3月に休刊したものの、岩田和明さんが合同会社オフィス秘宝を発足し、「映画秘宝」の商標権を取得。
双葉社から発行する形で2020年4月21日発売の6月号から復刊し、編集長として活動していました。
せっかくの熱い思いで復刊させたご本人である岩田和明さん自らが、再び「映画秘宝」を窮地に追い込んでしまうのか?
映画秘宝編集部では事態を重く受け止め、今後岩田はツイッター管理から離れることはもちろん、さらなる処遇については、改めてご報告申し上げます。 今回の件でご迷惑をおかけした関係者の皆様、いつも本誌を愛読してくださっている読者の皆様に、心よりお詫び申し上げます。映画秘宝編集長・岩田和明
— 映画秘宝 (@eigahiho) January 25, 2021
今後の動向も注目したいと思います。