コメディアンとして一世を風靡していた萩本欽一さん。
そんな萩本欽一さんを支えていた妻・澄子さんとはどんな方なのでしょうか？
萩本欽一さんの妻・澄子さんのストリッパー時代についてや死因、馴れ初めなど詳しく調査しました。
萩本欽一と嫁・澄子の馴れ初めはストリッパーだった？
馴れ初め
1941年5月7日生まれで2024年で83歳の萩本欽一さん。
私立駒込高校卒業後、東洋劇場に入団し、コメディアンの卵として研究生になりました。
同じ頃、東洋劇場で一番人気の踊り子だったという妻の澄子さん。
（ポストセブン）
澄子さんは家業に失敗して破産した家族を助けるために、18歳から「高峰みゆき」という名前で踊り子として活動していたそうです。
スミちゃんと出会ったのは、60年ぐらい前にぼくが浅草の東洋劇場に入ったとき。彼女は一番人気の踊り子で、新入りのぼくにとっては目を合わせるのも恐れ多い存在だった。（ポストセブン）
萩本欽一さんと澄子さんは3歳差ですから、出会った頃の萩本欽一さんは18歳、澄子さんの年齢は21歳だったということになります。
現在も浅草の演芸場として知られていいる「東洋館」。
その東洋館の前進である浅草フランス座では踊り子さんが名画の額縁の中で半裸や上半身裸でボーズをして見せる額縁ショウが人気だったといいます（産経新聞）。
（産経新聞）
なので澄子さんが踊り子をしていた頃のストリッパーというのは全身を露出するいわゆる「ストリッパー」ではなく、上半身を見せる程度の踊りだったようですね。
そうしたストリップ劇場の幕間（まくあい）ではコントやお色気芝居が演じられ、そこからビートたけしさんや萩本欽一さんが所属していコント55号など多くのコメディアンが輩出されています。
昭和30〜50年頃は駆け出しのコメディアンは、浅草のストリップ劇場などで修行を積み、金回りの良い踊り子さんたちから金銭的な援助を受ける、いわゆる「ヒモ」生活をしていた人が多かったようですが、萩本欽一さんもそのような状態だったのでしょう。
（24時間テレビ）
澄子さんは萩本欽一さんの家賃を払ったり、「これからはテレビの時代だから、勉強した方がいいよ」とテレビをアパートに持ってきてくれたこともあったのだとか。
しかし萩本欽一さんが結婚を匂わせると、
欽ちゃんが有名になりそうだから応援しているだけ。いつか可愛い女の子と結婚するんだよ
と語っていたといいます。
澄子さんは踊り子という立場から、いつか自分は捨てられる運命なのだ、と思っていたのかもしれません。
澄子さんは弟のような気持ちで萩本欽一さんの世話をしていたようです。
記者会見でプロポーズ
交際を続けていた萩本欽一さんと澄子さんですが、萩本欽一さんがコント55号で人気が爆発し始めた途端、澄子さんは浅草から姿を決してしまったのだとか。
ストリッパーだった澄子さんは、
私とのことが誤解されて世間に伝わったら、欽ちゃんに迷惑がかかる
と心配し、姿を消すことで応援していたのだといいます。
とても健気な方ですね。
（ポストセブン）
萩本欽一さんがなんとか澄子さんの行方を探し出したものの、お腹に赤ちゃんができたのがわかると再び姿を消してしまったのだとか。
そうして困った萩本欽一さんは1976年7月5日にNHKで記者会見を開き、
じつはぼく、結婚してます。子どももいます
と発表。
（週刊文春）
萩本欽一さんにとってはそれが澄子さんへのプロポーズのつもりだったようですが、人気絶頂の萩本欽一さんが結婚していて、しかも子供がいることまで発表したということで、世間は相当大騒ぎだったようです。
それからまた居場所を探して、あらためて結婚してくださいって頼んだ。スミちゃんは「芸能人の奥さんなんてなりたくない。あなたはそれで満足かもしれないけど、私にとってはいい迷惑よ」って嫌がってたけど、そこをなんとかって結婚してもらった。（ポストセブン）
萩本欽一さんは澄子さんと出会った時から「結婚するならこの人がいい」と思っていたといいますから、なんとか頼み込んで結婚したのですね。
それだけ求められていた澄子さんも幸せだったのではないでしょうか。
萩本欽一の嫁・澄子の死因は？
2020年10月7日発売の「週刊文春」で、萩本欽一さんは妻・澄子さんが亡くなっていたことを明らかにしました。
（週刊文春）
2016年頃に澄子さんに肺がんが見つかり、医師から「もう長くない」と告げられていたのだとか。
がんが見つかった後、抗がん剤や放射線治療でがんの進行が止まっていたものの、治療の影響か転んで骨折することが多発していたといいます。
そうして澄子さんは2020年8月に4度目の骨折で入院すると、ご飯があまり食べられなくなり、少しずつ体が弱っていったといいます。
その後8月28日に澄子さんは82歳で逝去。
コロナ禍だったこともあり、親族のみで葬儀が行われたのだとか。
澄子さんが亡くなった後も、萩本欽一さんの中ではスミちゃんは生きている、と語っており、仏壇に手を合わせたり、お線香を上げるような死んだ人にするようなことはしていないとインタビューで慕っていました。
萩本欽一さんにとって澄子さんは永遠の恋人なのでしょう。
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