女性アイドルグループ「AKB48」の元メンバーで、現在はタレントや女優として活躍している川栄李奈さん。
そんな川栄李奈さんは、AKB時代に刺されるというショッキングな事件に遭っています。
今回は川栄李奈さんが刺された現場や犯人について、また刺された後遺症や脱退理由、現在の画像などについても調べてみました。
【AKB時代事件】川栄李奈が刺された現場や犯人は？
AKB時代に握手会で刺された
川栄李奈さんは、1995年2月12日生まれで、年齢は2024年で29歳になります。
(J-WAVE)
2010年にAKB48の第11期研究生オーディションに合格。
その後、5年間AKB48で活躍します。
2015年にAKB48を卒業すると、バラエティタレントや女優として活動をスタートさせました。
そんな川栄李奈さんは、AKB48時代に傷害事件に巻き込まれてしまったことがあります。
2014年5月25日、AKB48は33rdシングル「ハート・エレキ」と35thシングル「前しか向かねえ」の握手会を岩手県で開催。
(時事通信社)
ところが、同握手会に参加していた男が突如メンバーに襲いかかるという事件が起きました。
男はジャンパーの内側から長さ約50センチのノコギリを取り出し、凶行に及んだそう。
のちのち、このノコギリには威力を増すためにカッターナイフの刃も装着されていたことがわかっています。
ちなみに手荷物検査については「トラブルがあると、今後のイベント継続が難しくなる」という理由で行っていなかったのだとか。
この事件で負傷したのは、犯人に襲われた川栄李奈さんと入山杏奈さん、そして素手で凶器を掴んだ男性スタッフの3人でした。
川栄李奈さんはテントから飛び出し、頭が血だらけの状態で「助けて」と叫んでいたところを周囲のファンに目撃されています。
現場は騒然となり、握手会は中止に。
スタッフに取り押さえられた男は、駆けつけた警察により殺人未遂容疑で現行犯逮捕されました。
事件後に緊急搬送
男に襲われた川栄李奈さんと入山杏奈さんはそれぞれ以下の箇所を負傷し、救急車で盛岡市内の病院に運ばれています。
- 川栄李奈：右手小指骨折・頭部と右手に切り傷
- 入山杏奈：右手親指骨折・右手に切り傷
負傷した箇所の緊急手術を行い、翌日に退院しました。
退院時、病院前に詰めかけた報道陣の前では、傷跡を隠すようにタオルをかけて登場。
(スポニチ)
川栄李奈さんは気丈に「すみません。ご心配をお掛けしました。もう大丈夫です」と口にしていましたが、当時のファンは心配でたまらなかったでしょうね。
現場は岩手産業文化センター
事件の現場となったのは、岩手県滝沢市にある「ツガワ未来館アピオ 岩手産業文化センター」でした。
(エックス)
握手会は、同会場に設置されたテントにメンバーが1人〜複数人待機し、参加者が好きな列（レーン）を選んで並ぶ方式だったのだとか。
事件は10あるレーンのうち、第6レーンで起こりました。
同レーンにはテントの入口側から、
- 川栄李奈さん
- 入山杏奈さん
- 大島涼花さん
- 倉持明日香さん
- 高城亜樹さん
が待機していたそうです。
入口に近かった2人が負傷してしまったということですね。
事件発生後、現場にはパトカー複数台と救急車が到着し、物々しい雰囲気だったよう。
(エックス)
推しに会いに来た現場でこんなことが起きてしまったら恐ろしいですね。
犯人は24歳無職の男
事件の犯人は、無職の梅田悟容疑者でした。
当時24歳。
事件当時の報道によると、梅田悟容疑者は商業高校に進学するも中退し、大阪でアルバイトをしながら実家に仕送りをしていたのだとか。
そして、2013年12月に青森県十和田市にある実家に戻って無職となり、母親・おじと共に3人暮らししていたそう。
実家では食事や散歩以外、自分の部屋にこもっていたといいます。
性格は無口でおとなしいタイプなのだとか。
趣味も特になく、部屋からAKB48などの音楽が聞こえたこともなかったそうです。
動機は身勝手な逆恨み
2014年11月4日に行われた初公判によると、梅田悟容疑者が犯行に及んだ理由は身勝手な逆恨みだったそうです。
同年1月に警備会社を解雇され、再就職にも失敗していたという梅田悟容疑者。
仕事も収入もない中、たまたまテレビで見たAKB48を見て、
「多額の収入があるAKBは、収入も職もない、つまらない自分と正反対」（日刊スポーツ）
と逆恨みしたそう。
不満を解消するために犯行に及ぶことを決意し、3月頃にAKB48のCDを2枚購入。
岩手県で行われた握手会は「全国握手会」と呼ばれており、CDに封入されている参加券があれば、誰でも参加できるイベントだったそう。
梅田悟容疑者は、カッターナイフの刃を装着して威力を増したのこぎりを、ダンボールでテストするほどの用意周到さだったといいます。
事件当日は参加券1枚は下見に使い、その後「短い列（のレーン）ならすぐ犯行に及べる」と判断し、川栄李奈さんらのいた第6レーンに並んだそうです。
「AKBなら誰でもよかった。2人の名前は知らない」と供述していたという梅田悟容疑者。
2015年2月10日には懲役6年の判決が言い渡されています。
事件発生当時、ファンの凶行が疑われましたが、AKB48をまったく知らない一般人が犯人だったとは驚きですね。
【AKB時代事件】川栄李奈の刺された後遺症や脱退理由、現在の画像は？
後遺症でAKB卒業
川栄李奈さんは事件の後遺症に悩まされたそうです。
事件後、川栄李奈さんは3週間ほど自宅で静養していました。
その後、2014年6月に行われた「AKB48 37thシングル 選抜総選挙」で16位を獲得し、初めてシングル選抜メンバー入りを果たしています。
ところが、そのわずか10ヶ月後の2015年3月26日、AKBコンサートでグループからの卒業を表明。
(日刊スポーツ)
卒業理由は、事件の後遺症が大きな原因だと明かしました。
「私は、去年の事件があって握手会に出られなくなって、AKBは握手会を大事にしているけど、私は出られないし、これからも出られることはないので。周りが『気にしなくていいよ』と言ってくれても、自分は気にしちゃってて」（日刊スポーツ）
ファンとの交流SNS「755」では「なぜ、握手会に出ない」となじられることもあったのだとか。
食欲もなくなり、朝5時まで眠れない日々を過ごしたそう。
そんな状態で悩み続けていたとき、TBSドラマ「ごめんね青春！」への出演が決定。
ドラマ現場で刺激を受け、女優業に目覚めたのだとか。
2016年に発売されたフォトエッセイ「これから」では、事件をきっかけに考え方が変わったことも告白しています。
「極端なことを言っちゃえば、明日死んじゃう可能性だってゼロではない。なら、くよくよ悩んでいないで、自分がやりたいことを早くやろうと活動をお休みしているときに考えていました」
後遺症に苦しみながらも前向きに考え、思い切って卒業したことが好転につながったのですね。
事件直後の傷跡画像が衝撃
川栄李奈さんは事件が起きた3週間後の2014年6月、水曜レギュラーとして出演していたフジテレビの情報番組「バイキング」に復帰しています。
しかし、そのときはまだギプスが外れていない状態でした。
その後、ギプスが取れてテーピング姿で出演。
左手の甲にもテーピングがしてあることがわかりますね。
報道にはありませんでしたが、左手も怪我をしたのでしょうか。
さらにその後、2014年12月頃にはテーピングを外して出演していました。
傷跡が隆起しているのが痛々しいですね。
現在の傷跡画像
川栄李奈さんの手の傷跡は現在どうなっているのでしょう。
まず、2020年4月6日に川栄李奈さんのインスタグラムに載せられた写真がこちら。
(川栄李奈インスタグラム)
手を拡大してみると、うっすら白い傷跡が残っているように見えます。
また、2024年1月スタートの日本テレビドラマ「となりのナースエイド」で映った川栄李奈さんの手がこちらです。
(日テレドラマYouTube)
やはりうっすら傷跡があるように見えますね。
また、川栄李奈さんはインスタグラムなどで、右手の親指側が写らないように撮っている写真が多いです。
未だに傷跡が残っているため、ファンに見えないように配慮しているのではないかと言われています。
しかし、以前に比べてほとんど気にならないくらいに傷跡が薄くなっているのではないでしょうか。
事件から10年が経過しましたが、心身ともに傷が癒えているといいですね。
今後も川栄李奈さんの活躍に注目です。
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