海外にもファンが多い名作家・村上春樹さん。
2022年には、フランスの「チノ・デルドゥカ世界文学賞」を受賞しました。
そんな村上春樹さんの妻は陽子さんといいます。
今回は、村上春樹さんの嫁・陽子さんの年齢や馴れ初め、子どもがいない理由や現在の住まいが大磯ではなく海外であるという噂などについて調べてみました。
村上春樹の嫁は陽子で年齢や馴れ初めは?
嫁は同学年
村上春樹さんは、1949年1月12日生まれで、年齢は2023年で74歳になります。
1971年10月に、一般人の高橋陽子さんと結婚。
(ハフポスト)
村上春樹さんは当時22歳。
嫁の陽子さんは、1948年10月生まれで、年齢は2023年で75歳になる年です。
村上春樹さんとは同学年ですね。
馴れ初めは早稲田大学
村上春樹さんは、2007年10月15日に発刊された「走ることについて語るときに僕の語ること」で、陽子さんとの馴れ初めを書いています。
それによると、2人の出会いは早稲田大学だったそう。
一浪して1969年に早稲田大学に入った村上春樹さんは、同大学で2人の友人ができます。
そのうちの1人が陽子さんでした。
たまたま席が隣同士になったのが縁だったようです。
(ピンタレスト)
2人はいつしか恋人に。
そして1971年に学生結婚します。
結婚と同時に、村上春樹さんは陽子さんの実家である寝具店で間借りを始めたそうです。
小説家デビューを許してくれた嫁
そして村上春樹さんは24歳のときに、陽子さんと国分寺にジャズ喫茶「ピーター・キャット」を開店しました。
(ツイッター)
村上春樹さんは7年間大学に通っていたそうなので、在学中にお店を出したことになりますね。
その後、1977年に千駄ヶ谷にお店を移転。
1981年に閉店するまで、7年間経営していました。
店を経営する傍ら小説を書き、1979年には「第22回群像新人文学賞」を受賞。
(週刊朝日)
その後、小説に専念することを決意した村上春樹さんは、陽子さんに、
「とにかく二年間は僕の自由にさせてほしい。それでだめならまたどこかで小さな店を開けばいいじゃないか。まだ若いんだし、やりなおしはきくよ」
と話したといいます。
勝手な言い草に見えてしまいますが、陽子さんは「いいよ」と了承してくれたそうです。
ジャズ喫茶の借金が残っていたのにもかかわらず、そう言ってくれたのだとか。
陽子さんのおかげで、日本が誇る小説家・村上春樹は走り出せたのですね。
村上春樹と嫁に子どもがいない理由は?
村上夫妻には子どもがいない
村上春樹さんと嫁・陽子さんには子どもがいません。
(Tumblr)
過去のエッセイでは、奥さんと話し合って、あえて子ども作らないことを選択したと明かしていたそう。
2000年8月1日に発売されたムック本「そうだ、村上さんに聞いてみよう」では、村上春樹さんが子どもがいない理由について、以下のように回答していました。
(スポニチ)
「これは個人的な問題になりますので、どうして子供を作らなかったかという質問にはお答えできません」
そのため、村上春樹さんと奥さんが、どのような理由で子どもを作らないことにしたのかはあまり情報がありません。
しかし、ネット上ではさまざまな噂が出ていました。
子どもがいない理由① 小説優先
まず1つ目の理由は、小説優先のためです。
(新潮社)
2006年の「Financial Times」のインタビューで、村上春樹さんは、
「僕にとっては本の方が重要」
と答えていたそう。
また、「僕は子供を持たない代わりに小説をかいてた」と語っていたこともあるのだとか。
そのため、村上春樹さんは子どもを持つより、本の執筆に専念することを選んだのではないでしょうか。
子どもがいない理由② 一人っ子
2つ目は、村上春樹さんが一人っ子だという理由です。
(「猫を棄てる」)
2020年12月26日の「幻冬舎 電子書籍」では、精神科医の意見をもとに、村上春樹さんが子供をもたない理由を分析していました。
それによると、一人っ子は自己完結の世界に浸ることが多いそうです。
そうなると、他人との親密なつながりを避けがちになるのだとか。
(ツイッター)
村上春樹さんは過去のインタビューで、
「特にぼくみたいな仕事は、家の中でぎりぎりで仕事をしているでしょ。そうすると、子供がいるとやっていける自信がなくなってくる。わりにスタイルをきちっと規定してやっちゃうタイプなので、そこに新しいものが入り込んでくるのはなじめないですからね」
と語っていたそう。
自分だけの閉じた世界に自由に介入してくる子どもの存在は、村上春樹さんの作家活動にとって脅威だったのではないでしょうか。
もしかしたらこれらの理由があったため、村上春樹さんは子どもをもつことを諦めたのかもしれませんね。
村上春樹の現在の住まいは大磯ではなく海外のどこ?
日本の自宅は大磯
村上春樹さんの自宅は、神奈川県大磯だと言われています。
小説にも大磯に実在する店などが出てくるそうで、ファンの間では有名なのだとか。
家は大磯駅から約10分の高台にあるそうです。
気になる外観はこちら。
(グーグルマップ)
おしゃれですね。
(http://www.tokyo-kurenaidan.com/)
表札も面白いです。
また、以前は南青山4丁目の「デンマークハウス」という高級マンション(解体済み)の部屋も所有していたと噂されています。
執筆時は海外に長期滞在
村上春樹さんは作品を書く際に、海外に長期滞在することが多いそう。
(時事通信)
なんと1年の3分の1は海外にいるのだとか。
2013年9月5日の「PAPERSKY」では、海外で作品を執筆する理由を、
僕は小説を書くことについていえば、かなり遊牧民(nomad)的な要素を持っているのかもしれない。だから僕の中では、ひとつひとつの作品が、それぞれの場所に結びついているという印象があります。
と語っていました。
そのため、小説を書くたびにいろいろな国に移動しているようですね。
コロナ渦は日本にいた
2023年4月13日、村上春樹さんは「街とその不確かな壁」を発売。
公式サイトのコメントで、同作品は2020年3月初めに書きはじめ、ほぼ外出することなく3年近くかけて完成させた、と明かされていました。
そのため、コロナ渦はずっと日本にいたようです。
しかし、コロナが収束し、作品も完成したため、村上春樹さんは再び海外に飛び立ったのではないかという声が出ています。
村上春樹は日本にいないかもしれんしな… https://t.co/xCMZKUatxG
— akamurasaki (@akamurasaki) April 2, 2023
村上春樹さんは現在、海外にいるとしたらどこにいるのでしょうか。
現在はハワイの自宅にいる?
さまざまな国に滞在している村上春樹さんですが、特にハワイがお気に入りらしく、自宅もあるようです。
(毎日新聞)
2011年6月にスペインの新聞「La Vanguardia」でインタビューを受けた際、東日本大震災のときはどこにいたか聞かれ、「ハワイの自宅にいた」と答えていました。
コロナ渦前、ハワイではランニングをしている村上春樹さんがたびたび目撃されていたので、ハワイに自宅があるというのは事実なのでしょう。
そのため、2023年4月現在は、ハワイに滞在している可能性があるのではないでしょうか。
ただ、村上春樹さんが公表しているわけではないため、真相は不明です。
次回作は一体どこの国が舞台になるのでしょうか。
今後も村上春樹さんの活躍に期待です。