ラーズ・ヌートバーさんは、アメリカ出身のプロ野球選手です。
そんな彼が2023年でWBCの日本代表に選ばれたことが話題となりました。
今回は、ヌートバーさんの母親の出身地や年齢・職業について、また父親の国籍や年齢・職業や祖父の店はどこなのか?さらにヌートバーさんは日本国籍なのか、なぜ日本代表になれたのかなどについても調べてみました。
ヌートバーの母親の出身地や年齢、職業は?
ラーズ・ヌートバーさんは、1997年9月8日生まれで、年齢は2023年で26歳になります。
(読売新聞)
アメリカのカリフォルニア州ロサンゼルス郡エルセグンド出身。
2018年にMLB「セントルイス・カージナルス」に入団しています。
2023年のWBCでは、日本代表に選出され話題となりました。
ヌートバーの母親は埼玉出身の日本人
そんなヌートバーさんの母親は日本人です。
名前を久美子さんといいます。
(NumberWeb)
旧姓は「榎田」というそう。
そのためヌートバーさんは、母方の祖父の名前をもらい、日本名を「榎田達治」さんというのだとか。
2023年1月17日の「サンスポ」インタビュー時、久美子さんは57歳と記載されていました。
1965年頃の生まれで、2023年で58歳になる年なのでしょう。
また、
久美子さんは学生時代、ソフトボールに打ち込み、強豪の埼玉・松山女子高で活躍。俊足を買われて遊撃や外野を守った。(サンスポ)
という情報から、埼玉県東松山市出身であることが分かっています。
東松山市にはヌートバーさんの祖父母が現在も在住しています。
ヌートバーの母親の勤務先はエルセグンド統一学区
ヌートバーさんの母親・久美子さんのフェイスブックを見てみると、勤務先に「El Segundo Unified School District(エルセグンド統一学区)」と書かれていました。
(榎田久美子フェイスブック)
エルセグンド統一学区は、1912年に設立された、6つの学校から成り立っている学区のよう。
久美子さんは同学区内の学校で教師として働いているのかと思いましたが、もし教師なら学校名を勤務先にしていると思うので、そうではなさそうですね。
エルセグンド統一学区には、
などの部署があるようです。
そのため、同学区の部署のどこかで働いているのかもしれません。
ヌートバーの祖父の店の名前や住所は?
ヌートバーさんのゆかりの土地として注目されている埼玉県東松山市。
東松山市役所にもヌートバー選手への横断幕が掲げられるなど、大フィーバーしています。
東松山市のまるひろ通り商店街では「ヌートバー勝手に応援ランチ」など、数々のヌートバー選手にちなんだメニューやサービスが生まれているのだとか。
ヌートバーさんの母方の祖父・榎田達治さんもお店を経営しており、レシートに「がんばれ侍ジャパン23ラーズ達治ヌートバー」と印刷して応援しているといいます。
しかしヌートバーさんの祖父の店がどこなのか?は明らかになっていません。
地元では相当有名なはずなので、今後明らかになっていくことでしょう。
ヌートバーの父親の国籍や年齢、職業は?
ヌートバーさんの父親は、チャーリー・ヌートバーさんといいます。
(中日スポーツ)
2023年1月17日の「サンスポ」では、56歳と記載されていたため、1966年頃の生まれなのでしょう。
そのため、2023年で57歳になる年だと考えられます。
母・久美子さんの1つ下ですね。
ヌートバーの父親はアメリカ人
2023年1月18日の「NumberWeb」によると、ヌートバーさんの父・チャーリーさんは、オランダ系アメリカ人なのだそうです。
(https://alohafarmshawaii.com/)
カリフォルニア・ポリテクニック州立大学出身で、在学時には日本語を専攻。
そのときに、交換留学生として日本から来ていた母・久美子さんと出会ったのだとか。
久美子さんが日本に帰国後、今度はチャーリーさんが日本に留学することに。
埼玉県の坂戸でホストファミリーと共に住む予定でしたが、ドタキャンされてしまい、途方にくれていたところに、久美子さんが自分の家にホームステイすることを提案したのだとか。
そこで仲が深まって結婚に至ったといいます。
ヌートバーの父親は社長
ヌートバーさんの父・チャーリーさんのリンクトインでは、詳しい職歴が公開されていました。
(https://www.linkedin.com/)
チャーリーさんは大学卒業後の1991年、東京にある「東洋水産株式会社」に就職したようです。
日本で働いていたことがあるのですね。
1993年にはアメリカに帰国し「Sports Source, Inc.」の営業職に転職。
そして2023年現在は、
- National Pitching Association (NPA) West/全国ピッチング協会/社長兼製品開発ディレクター
- CNI Corporation/ゴルフとスポーツ用品オーナー輸出入/社長
- Rotational Athlete (RAC) Performance/ゴルフや野球選手トレーニング等/共同経営者
など、野球に関する事業を複数展開しているようです。
チャーリーさんは自身も幼い頃野球をやっていたそうなので、その経験を活かして、息子をサポートしているのではないでしょうか。
ヌートバーは日本国籍?なぜ日本代表?
ヌートバーは母親が日本人のため日本代表に
ヌートバーさんは日系2世のアメリカ人です。
(THE ANSWER)
国籍は日本ではなくアメリカになります。
それなのになぜWBC2023で、日本代表に選ばれたのでしょうか。
WBCの公式サイトを確認してみると、出場資格について、
- 当該国の国籍を所持
- 当該国の永住資格を所持
- 当該国で出生
- 親のどちらかが当該国の国籍を所持
- 親のどちらかが当該国で出生
- 当該国の国籍または、パスポートの取得資格がある
- 過去のWBCで当該国の最終ロースターに登録された
のうち、いずれかに該当する選手と定められていました。
この中で、ヌートバーさんは4番の「親のどちらかが当該国の国籍を所持」に該当します。
そのため、日本代表として出場できるのですね。
他国ではめずらしくない国籍外選手
国籍が日本以外の選手を日本代表として選出するのは初めての試みですが、他国ではめずらしいことではないのだそう。
たとえば、2017年のWBCでアメリカ代表として出場したアメリカ人のマーカス・ストローマンさんは、2023年のWBCでは、アメリカ代表ではなく母親の母国であるプエルトリコ代表として出場しています。
(スポニチ)
また、同じくアメリカ人のブランドン・レアードさんも、2017年のWBCで、アメリカ代表ではなく、母親の母国・メキシコ代表として出場しました。
(週刊ベースボール)
このように、その国の国籍を有していない選手でも、代表として戦うことはままあるようですね。
ヌートバーの成績は鈴木誠也に匹敵
ヌートバーさんは、日本代表資格を有しているだけではなく、成績も優秀です。
2022年シーズン、MLB2年目で108試合に出場したヌートバーさん。
- 打率:.228
- 本塁打:14
- 出塁率:.340
- 長打率:.448
- OPS:.768
という成績を残しています。
これは、同じくWBC2023の日本代表に選出されていた、鈴木誠也さんの成績にも匹敵する成績です。
(THE DIGEST)
成績だけ見ても、ヌートバーさんが日本代表に選ばれた理由が分かりますね。
ヌートバーの日本代表に対する熱意
またヌートバーさん本人も「日本代表」というものに、並々ならぬ思いがあったようです。
アメリカのポッドキャスト番組「フリッピン・バッツ・ポッドキャスト」にヌートバーさんがゲスト出演した際、リトルリーグ時代の動画が紹介されました。
動画内でヌートバーさんは、
(https://youtu.be/D5uKoE0Tqi8)
「コンニチワ!背番号21のラーズ・ヌートバー、日本人です。いつか僕の母国、日本を代表して戦いたいです」
と語っています。
小さい頃から、日系人としての誇りを持ち、日本代表として戦いたいと思っていたのですね。
そんなヌートバーさんに、WBC日本代表の件で最初に声をかけてきたのは、エンゼルス・大谷翔平さんの通訳を務める水原一平さんだったといいます。
(福井新聞)
水原一平さんにインスタグラムのDMで、日本の代表入りにどれだけ興味があるのか尋ねられ、ヌートバーさんは「必要な書類があるなら何でも書いてすぐに送るよ」と返信したのだとか。
それだけの熱意を持って日本代表として戦ってくれるのは、日本人としてもとても嬉しいことですね。
今後もヌートバーさんの活躍に注目です。
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