日本維新の会の共同代表として注目されている藤田文武さん。
しかし過去にはいつくかのスキャンダルが報じられたことがありました。
そんな藤田文武さんのスキャンダル内容について詳細を調査しました。
藤田文武のスキャンダル① 文通費記載漏れへの対応
藤田文武さんに関するスキャンダルで最も注目されたのが、週刊文春が報じた文書通信交通滞在費(通称・文通費)60万円の処理をめぐる疑惑です。
文通費は国会議員の歳費(給与)とは別に、月額100万円が支給されており、主な目的は公の書類の発送や通信、交通費、滞在費など、議員活動に必要な経費に充てることとされていました。
しかし、文通費は非課税で、領収書の提出義務がなく、使い道の報告も不要であったため、「第2の給与」とも呼ばれ、その不透明性が問題視されていたのです。
このような問題を受け、2022年4月の国会法等の改正により、文通費は「調査研究広報滞在費」と名称が変更されています。
この国会法等の改正がなされる前の2021年3月、藤田氏は文通費を自らの後援会に寄付しましたが、その寄付金が政治資金収支報告書に記載されていなかったことが判明したのです。
藤田文武さんは週刊文春の取材に対し、事務的なミスによって収支報告の記載が漏れていたことを認めました。
しかし記載漏れに対し、謝罪ではなく
「早急に大阪府選挙管理委員会の指示を仰ぎ、適切に対処する予定です。ご指摘ありがとうございます」
と感謝の一文で回答。
事実関係を認めたことは評価されるものの、単なるミスであると処理したことについて、不信感を抱く声が出ているようです。
藤田文武のスキャンダル② 後援会運営への疑問
前述した藤田文武さんが文通費を寄付した後援会ですが、後援会の代表と後援会の会計責任者、両方を藤田文武さん本人が務めていたことが判明。
もし後援会会長と会計責任者が別の人であれば、事務的なミスが発生する可能性があるものの、藤田文武さん自身であるならば、収支報告書を提出する前に藤田幹事長自身が必ず通帳と収支報告書の残高をチェックするはずであり、その時点で60万円ものずれがあれば気づくはずだ、と上脇博之神戸学院大学教授は指摘。
上脇博之さんは2023年10月に藤田文武氏を刑事告訴したのです。
その後この刑事告訴がどうなったのか?は明らかになっていませんが、確かにもし単なるミスだったとしても、収支報告書という大事な書類のミスがそのままになっていたことについても疑問が残りますね。
藤田文武のスキャンダル③ 文通費の使い道
さらに文通費については、前述した通り「公の書類の発送や通信、交通費、滞在費など、議員活動に必要な経費に充てる」こととされており、自身の後援会に寄付をすることについて、資金の流れと透明性に関して問題がある、と指摘されています。
特に維新の会は政治資金の透明性を訴えており、その維新の会の幹部が文通費を自身の後援会に寄付していたことについて、言動が一致していないという批判の声が出ているのです。
このようなスキャンダルを抱えている藤田文武さん。
今後のご活躍にも注目です。