知床遊覧船の経営者として責任を問われている桂田精一社長。
元陶芸家で経営には疎かったのでは?とも言われています。
そんな桂田精一社長が経営していたホテルで性被害事件や暴行事件も起こっていたという情報が。
性被害事件の詳細や陶芸家の経歴、地元の名士の父・桂田鉄三さんについてなど詳しく調査しました。
桂田精一の経歴は元陶芸家で学歴は?
学歴は?
1963年に北海道斜里郡で生まれ、網走南ヶ丘高校を卒業した桂田精一さん。
日刊ゲンダイによると、最終学歴は茨城県工業技術センター窯業指導所(現笠間陶芸大学校)だといいます。
後述するように桂田精一社長の実家は地元の名士で、様々な事業を起こしていたということですので、修行の意味もあったのかもしれません。
元陶芸家で経歴は?
茨城県工業技術センター窯業指導所で陶芸を学び、一時は百貨店で個展を行うほどの陶芸家だったという桂田精一さん。
2005年、42歳の時に実業家の父・桂田鉄三さんが経営する有限会社しれとこ村の取締役に就任しながらも陶芸家として活動をしていましたが、結婚、離婚を経て地元に帰郷し、2015年に代表取締役に就任したといいます。
経営の右も左もわからないままホテル経営を任され、赤字旅館になったのが、コンサルタントの小山昇さんに相談して黒字に転じた、と2018年4月2日の「ダイヤモンドオンライン」に掲載されていました。
いい宿でしたが、桂田精一社長は有名百貨店で個展を行うほどの元陶芸家で、突然ホテル経営を任され、右も左もわからないド素人でした。 - なぜ、世界遺産知床の「赤字旅館」は あっというまに黒字になったのか? https://t.co/QNuVaedhJa
— ダイヤモンド・オンライン (@dol_editors) April 2, 2018
しかし事故後の影響か、当時の記事は読めなくなってしまっています。
(ダイヤモンドオンライン)
ネット上に残っていたダイヤモンドオンラインの記事にはコンサルタントの小山昇さんが、
いい宿ですが、桂田精一社長は有名百貨店で個展を行うほどの元陶芸家で、突然ホテル経営を任され、右も左もわからないド素人。
と語っていました。
このことから、桂田精一さんが元々ホテル経営などの事業をやりたかったのではなく、無理やり任されたのであろうことが伝わってきますね。
桂田精一の父親は桂田鉄三で年齢や経歴は?
祖父の代から地元の名士
桂田精一さんの父親は桂田鉄三さん。
年齢は87歳で、実業家、町議会議員、宮司など、様々な肩書きを持つ地元の名士です。
2022年4月28日発売の「週刊文春」では、
道東地区のある建設会社社長にとって、「桂田商店」といえば特別な存在だった。
「桂田商店はかつてウトロで食品、米、雑貨、ガスまで扱う一大コンツェルンでした。
鉄三さんのお父さんの代から『ウトロといえば桂田』というぐらいの名士ですよ。
と報じられており、桂田精一社長の祖父の代からウトロで有名な実業家の家庭だったようですね。
旅館業に従事
しかし時代の移り変わりで需要に変化が起こり、父鉄三さんは旅館業に力を入れるようになったのだとか。
鉄三氏が民宿「しれとこ村」の運営会社を設立したのは、1996年9月のこと。さらに鉄三氏は旅館業に飽き足らず、別世界に足を踏み入れる。
1996年といえば桂田精一社長は33歳で、まだ陶芸家だった時。
この時はまだ父・鉄三さん一人で事業を回していたのでしょう。
町議会議員
また、桂田鉄三さんは2015年の斜里町議会議員選挙出馬し、町議会議員を務めていたこともあったのだとか。
(ツイッター)
この時には既に桂田精一さんが実家の家業を継ぐために帰郷していたことから、さらに地元での影響力を強めるために動いたのかもしれません。
宮司としても活動
その後知床遠音別神社の宮司としても活動をしていたという桂田鉄三さん。
ウトロ港を望む高台にある知床遠音別(おんねべつ)神社。海上航海の安全を祈願する住吉大神を主祭神とする同神社の宮司として活動を始めたのだ。神社総代がその経緯を語る。
様々なことに精力的にチャレンジするパワフルな方のようですね。
桂田精一のホテルしれとこ村で性被害事件?事業一覧
桂田精一の事業一覧
知床遊覧船以外にも複数の事業を行っていたという桂田精一社長。
「日刊ゲンダイ」では、
桂田社長は遊覧船以外にも、世界遺産「知床地区」で5軒の宿泊施設と加工品製造会社、土産物販売店、食堂、道の駅、ネットショップなどを経営する資産家。
斜里町商工会の理事を務めている。
と書かれていました。
知床遊覧船のHPを見ると、「しれとこ村グループ」として、
・しれとこ村「つくだ荘」(旅館)
・shiretoko HOSTEL hanare(ホテル)
・海に桂田(旅館)
・ホテル地の涯
・ザ・キムンカムイ(ホテル)
・知床うまいぜ(オンラインショップ)
と、5つの宿泊施設と1つのオンラインショップが掲載されていました。
他にも道の駅や食堂も経営していたといいますから、地元では相当有名な人物なのでしょう。
ホテルしれこと村で性被害事件?
現在は削除されていますが、2019年11月14日にある衝撃的なツイートが投稿されていました。
投稿内容をまとめると、しれとこ村のつくだ荘の女性専用の部屋に鍵がかからない仕様で運営していたことで、フランス人観光客がモンゴル人にレイプされてしまう事件が発生したとのこと。
旅館経営者は被害者のフランス人女性に対し
フランス人はオープンだから自分から誘ったのでは?
と言い放ち、正式な謝罪もなく事件を隠蔽するように従業員に指示を出した、と書かれていました。
投稿していた「山崎美佳」という人物のアカウントも投稿も現在は無くなっており、事件の詳細などは残っていないため真偽のほどは不明です。
もしかすると山崎美佳さんはしれとこ村の元従業員で、会社から圧力で投稿を消されてしまったのかも知れません。
かなり詳細に書かれているのでデマとも考えにくい気もしますが、真相が気になりますね。
労働基準法違反も?
さらに投稿を読んでいくと「しれとこ村」のホテルでは
・2019年8月に従業員同士の暴行事件
・30日間連続勤務や休憩なしの11時間勤務などの労働基準法違反
・賃金未払い
・外国人労働者へのイジメ
など深刻な問題が発生していたため経営陣に改善を要求したものの、応じようとしてもらえなかった、という内容も。
さらに週刊文春には、しれとこ村グループの「地の涯」に泊まった客からこんな証言があった、とも報じていました。
「風呂の湯が出なかったので、電話をしたけど誰も出ない。22時を過ぎると従業員がいなくなりました」
翌日の正午にも従業員は戻らず、電話がつながった先で精一氏が対応。すると逆ギレされたという。
「こっちも経営めちゃくちゃ厳しい中でやってるんだ。好き好んでしれとこに来てるんだったら、逆にあなたが応援してくれなきゃいけないでしょ!」
客に向かって逆ギレし、応援することを強要するとは、サービス業に従事している人とは思えない発言ですね。
もともと経営難だったのに加え、新型コロナの影響も加わって2020年頃から銀行から資金も借りられず、どんどん資金難に陥っていたというしれとこ村グループ。
知床遊覧船の事故も、「KAZU Ⅰ」のベテラン従業員が解雇され、経験浅い従業員が運行したことが原因では?とも言われています。
あの事業(遊覧船事業)は、元々は海のことをよく知っている人がやっていました。けれど、桂田社長が6年前、事務所から何から丸ごと買ったんです。その際、それまで働いていた経験豊富な従業員が全員解雇され、安い賃金でスタッフを雇いなおしたんです
事故発生後には、
たまたま、今年から掛け金が高い保険に入っていてよかった。それにしても、船長がなぁ。海の状況に合わせて操縦する技術もないんだから
とあきれた発言をしていたという桂田精一社長。
今後被害者への責任はどのように取っていくのか?
注目です。
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