靴下ブランド 「靴下屋」を運営するタビオ株式会社。
さまざまな工夫を凝らした商品で多数のファンを増やしていますが、ある従業員による不適切投稿が話題となっています。
靴下屋の不適切投稿とはどんなものだったのか?
詳しい不適切投稿の内容や、投稿していた靴下屋1号とは誰なのか?なども合わせてわかりやすくまとめました。
タビオ靴下屋の不適切投稿内容とは?何があったか炎上を時系列で解説
2024年12月16日、タビオ株式会社が、
2024年12月13日(金)にXの弊社公式アカウントで行った投稿につきまして、多くのご意見を賜りました
弊社公式アカウントの投稿により、多くの皆さまにご不快な思いをさせてしまいましたこと、深くお詫び申し上げます
と、従業員がSNSで不適切な投稿をしたとして謝罪しました。
いったいどんな投稿をしたのでしょうか?
そもそもの発端は、ルミネで買ったコートが2、3回着ただけでケバケバになった、という投稿がバズっていたことでした。
この投稿を引用する形であるアカウントが、
・最近のコートは毎年買い替えをさせるために安くてすぐダメになる生地を使っている
・コートだけではなく、ストッキングも本当は破けないものを作る技術があるのに買わせるためにすぐ穴があく生地にしているときいた
という内容の投稿したのです。
これに対し靴下屋の「1号」を名乗る人物が、
何回も言うけど、「破れないストッキング」は都市伝説、陰謀論の領域です。
と、破れないスッとキングはない、陰謀論だ、と主張。
さらに
何度も何度も言いますが、耐久性を求めるなら、肌色タイツ、ストッキング感覚の靴下を使ってください。
と投稿したのです。
靴下屋1号さんは、破れないストッキングを作れるけれども儲けのために作らないのではなく本当に作れないのだ、と主張したかったのだと思いますが、客になりうる人たちが見ているXで企業アカウントが
「何度も言いますが」
「使ってください」
など、叱責したり上から押し付けるような文言を使っていることに対し、
なんで上から目線なの?
消費者を馬鹿にしてる?
「技術的に破れにくいストッキングは実現が難しいのですが、弊社では代わりにこんなものを作っています!お困りの皆さん是非使ってみてください!」でよかったくない?
など多数の反感の声があがったのです。
さらに靴下屋の公式アカンウトは、
そうなんですよ。
工場さんもよく言います。
「そんな繊維でストッキングとか靴下作ったら、指飛ぶで?」っと。
1号
と、かなり物騒な引用リツイートも。
破れないストッキングを作るのは不可能だと主張したいのだとは思いますが、「指が飛ぶ」などの表現を公式アカウントが使うのはやや度が過ぎている印象ですね。。
これらの投稿に対しさまざまな反論、批判の投稿が相次ぐと、靴下屋のアカウントは、
過去にカスタマーハラスメントについて説明した投稿を引用して、寄せられたさまざまな反論はカスハラであることをちらつかせました。
しかしその投稿についても反論が相次いだためか、ポストを削除したのです。
このような流れから靴下屋の一連の投稿がX内で話題になり続け、週明けの12月16日の月曜日に靴下屋から謝罪文が発表される運びとなったのです。
靴下屋のアカウント主としては、
・バズっている投稿に便乗してストッキングに関する誤解を正したい
・自社の製品を宣伝したい
という思いがあったのだと思いますが、その口調や文章が企業アカウントとしてはやや強すぎ、言葉が足りない部分があったのかもしれません。
日々破れやすいストッキングに悩んでいる女性の気持ちよりも自社の主張を優先しているように受け取られたことが批判の原因だったのではないでしょうか。
靴下屋の1号の名前や年齢は?過去にも不適切投稿が?
靴下屋の公式Xは複数人で運営しているようですが、過去にもこの「1号」と名乗る人物の投稿が話題になることがありました。
靴下屋1号さんが
私は、嫁から「とりあえずこれを嫁」と佐々木倫子先生の「Heaven?」を全巻渡されたので読みます
という投稿について、
こちらのツイートで、「妻」とするところを「嫁」としてしまい、不適切な表現となってしまいました。
と謝罪したのです。
「嫁」という呼称は、そもそも夫側の父母が息子の配偶者に対して使う言葉。
そのため「上から目線」だととらえられることから、メディアでは「嫁」「主人」などの表現は使われない傾向となっています。
さらに靴下屋1号さんは2023年にも破れないストッキングに関して陰謀論であるという主張をしていたようです。
この投稿については、
靴下屋1号、前も「破れないストッキングの技術があれば防弾ジャケットに使われてる」とか極端なことを言ってたよな。誰が銃弾を弾き返すストッキングを作れと言ってんだよ。一回履いただけで破れる商品はどうなんだって話だろ。客が女だからナメてんな。
などという声が。
破れないストッキング論争は過去にも何度か起こっていたのですね。
この「靴下屋の1号」さんは過去にネット戦略について実名顔出しでインタビューに答えていました。
「靴下屋1号」さんの正体は、タビオ靴下屋事業部の田口裕貴さん。
※真ん中のピンクの方が田口裕貴さん
2008年にタビオ株式会社に入社し、2020年から靴下屋事業部のSNS担当をしているようです。
(https://note.com/notemag_business/n/nc39e6b3e0ab8)
年齢は不詳ですが、2008年入社ということで、42、3歳ではないでしょうか。
「靴下屋1号」さんの投稿に対しては、
Tabio靴下屋のアカウントにイライラするのは分かるんだけど、あの“1号”とかいう広報の人は前からずーっとあんな感じだよ。顧客がどれだけ指摘しても直らないの。たぶんわざとやってる、炎上商法なんだと思う。
靴下屋広報、「当たり前ですが」「何度も何度も言いますが」とか絶対必要のない言い回しをして不快度が増してるんだよな〜男が多い業界で働いてるからよく遭遇するけど、なんでこういう、人が不快になるような言い回しわざとする人多いんだろ
などという意見が。
靴下屋1号さんはこれまでのSNS戦略を見直す機会が来ているのかもしれません。
靴下屋さんの今後にも注目です。