徳井義実が何をした？脱税したのに逮捕されない理由や謹慎期間についても！

お笑いコンビ・チュートリアルとして活躍している徳井義実さん。

ピンとしてもMCなどで引っ張りだこですよね。

しかし、2019年に納税問題で謹慎しています。

今回は、徳井義実さんが一体何をしたのか、脱税したのに逮捕されない理由はなんなのか、また謹慎期間や復帰はいつだったのかについて調べてみました。

徳井義実が何をした？

徳井義実さんは、1975年4月16日生まれで、2024年で49歳になります。

(吉本興業)

1998年3月に相方の福田充徳さんと共にお笑いコンビ「チュートリアル」を結成。

2006年には「M-1グランプリ」で王者になっています。

徳井義実が何をした？

そんな徳井義実さんですが、2019年10月23日に「FNN」の報道で、所得隠しと申告漏れをしていたことが発覚。

(クランクイン!)

お笑いコンビ 「チュートリアル」の徳井義実(44)さんが設立した会社が、東京国税局から2018年までの7年間で約1億2000万円の所得隠しと申告漏れを指摘されていたことがFNNの取材でわかった。

徳井義実さんは所属事務所の吉本興業から支払われるメディア出演料などを、個人事務所「株式会社チューリップ」を通して受け取っていました。

そして2012年から2015年までの4年間で、個人的な旅行や洋服代、アクセサリー代などの私的な出費を、個人事務所の経費として計上していたことが判明。

(NEWSポストセブン)

しかし、東京国税局はこれを経費とは認めず、約2000万円の「所得隠し」が指摘されました。

また、徳井義実さんは2016年から2018年までの3年間はまったく収入を申告しておらず、約1億円の「申告漏れ」が発覚しています。

徳井義実が深夜に記者会見を実施

徳井義実さんは納税問題の報道を受け、2019年10月23日深夜に会見を開きます。

(スポニチ)

徳井義実さんは会見の冒頭で、

「私のだらしなさ、怠慢によりしっかりとした納税ができず、ちゃんと納税されてる方に多大なるご迷惑・不快感を与えたこと、本当に申し訳ございませんでした」

と、深々と頭を下げて謝罪。

税務処理を担当する税理士からの催促などもスルーしてしまっていたこと、プライベートの旅行などを計上する際に専門家に相談しなかったことなどを告白。

(オリコンニュース)

「客観的に見てとんでもない金額。一般の社会人では考えられない想像を絶するだらしなさ」と、自身の怠慢を自覚し、深く反省の色を見せていました。

徳井義実の追徴課税は？

徳井義実さんの納税問題について、当初、申告漏れや無申告の際に課される「追徴課税」の額が「3700万円」だと、吉本興業から発表されていました。

チューリップ社は、以上の申告漏れ及び否認を受け、2018年12月に税務署からの指導に従い修正申告し、重加算税も含み追徴課税額として約3700万を納付しております。（オリコンニュース）

しかし、2019年10月25日の「朝日新聞」で、追徴課税が1億円を超えていたことが明かされています。

(朝日新聞)

お笑いコンビ「チュートリアル」の徳井義実さん（４４）が設立した会社が東京国税局から申告漏れなどを指摘された問題で、同社が法人税約３７００万円のほかに、消費税と源泉所得税計約６５００万円の追徴課税も受けていたことがわかった。

6500万円の内訳を見ていくと、消費税は申告漏れや無申告で約2100万円。

源泉所得税は、不納付加算税などを併せて4400万円となっています。

徳井義実さんの個人事務所は、2018年末にこの6500万円の追徴課税も支払い済みだそうです。

すごい額ですね。

徳井義実は脱税をしたのに逮捕されない理由は？

納税の問題というと「脱税」や「逮捕」という言葉が思い浮かびますよね。

しかし、徳井義実さんは逮捕されることありませんでした。

一方、徳井義実さんの騒動があった年と同じ2019年2月12日、健康食品会社「メディアハーツ」の社長で、青汁王子と呼ばれている三崎優太さんは「脱税」で逮捕されています。

(よろず〜ニュース)

三崎容疑者は2015年9月期と17年9月期の2年間、架空の宣伝費を計上するなどし、法人税約1億4000万円と消費税約4000万円を脱税した疑いが持たれている。（ダイヤモンドオンライン）

金額だけ見れば、徳井義実さんの法人税1億2000万円とあまり変わらないように見えますが、一体何が違うのでしょうか。

どうやら「申告漏れ」「所得隠し」「脱税」で、より悪質かどうかが問われるよう。

個々の事案によって判断が異なるため、明確な基準はないそうですが、2019年10月24日の「日経ビジネス」では、その3つがこのように分けられていました。

また「申告漏れ」「所得隠し」と「脱税」では、最初から調査方法が違うとのこと。

前者の場合は、国税局や税務署の職員が税務調査を実施するのに対し、後者は国税局の査察官（マルサ）が、脱税の規模や手口を調べるため内定調査を行い、悪質であればその後検察庁に告発されます。

(日経ビジネス)

マルサが動く基準は、2019年11月17日の「デイリー新潮」で、こう報じられていました。

「法律で決まっているわけではありませんが、査察部が取り扱う案件は『所得隠し』が1億円を超えるものといわれています」

徳井義実さんの場合は、1億2000万円のうち「所得隠し」は2000万円のみだったため、マルサも動かず、修正申告のみで済んだようですね。

また、一般的にはマルサが検察庁に告発すると「脱税」とみなされるようですが、徳井義実さんは国税局の調査のみで終わっているため、脱税扱いにはなっていないよう。

(時事通信社)

一方、青汁王子・三崎優太さんの場合は「所得隠し」が2年間で5億1300万円ありました。

また「架空の広告宣伝費を計上」という手口の悪質さも問われ、脱税扱いとなり、逮捕に至ったと言われています。

徳井義実の謹慎期間や復帰はいつ？

徳井義実の謹慎期間は？

納税問題を受けて徳井義実さんは2019年10月26日付けで、芸能活動を自粛することに。

(Yahoo!ニュース)

私自身深く反省し、当面の間、芸能活動を自粛させていただくことになりました。
これからは、あらためて納税に対する意識、仕事のこと、自分自身のこと、しっかりと見つめ直していきたいと思っております。（オリコンニュース）

2020年2月24日の「Yahoo!ニュース」では、徳井義実さんが謹慎期間中を振り返っていました。

それによると自粛中はほとんど自宅で過ごし、スーパーなどで食材を買って帰る日々を送っていたそう。

心配する周囲の勧めもあってジムに通い始めたそうですが、それ以外は基本的に家から出ず引きこもっていたようですね。

さらにエゴサーチで自身に対するコメントを見て、仕事の意義を失いそうになったといいます。

(Yahoo!ニュース)

少しでも楽しんでもらえたらなという思いで仕事をしてきたはずなのに、自分の過ちによって、今はもう「出てきたら気分が悪くなる」存在になってしまった。

不快にさせてしまうのであれば、この仕事をしている意味がない。もうここにはいるべきではない。そういう思いが何度も頭をよぎりました。

どうやら謹慎前の言葉通り、ずっと自分を見つめ直す時間に費やしていたようですね。

徳井義実の復帰はいつ？

そして、その約4ヶ月後の2020年2月24日に、徳井義実さんは活動再開を発表。

(with online)

吉本興業からのコメントでは、

徳井義実は活動自粛後、今回の件を重大な問題として捉え、猛省し、関係各位の協力、指導のもとにすべての納税手続きを完了いたしました。また、専門家の指導のもとで税務や保険手続きに関する理解を深め、今後同様の手続き漏れがないよう意識向上を図るとともに、より日常的に緊密なコミュニケーションが取れる体制とすべく、東京在住の税理士と新たに顧問契約をいたしました。

と、活動再開に至った経緯が説明されていました。

また、2020年2月24日の「Yahoo!ニュース」では、徳井義実さんが、

「こんな徳井でも使ってやろう」と思ってくださる方がいらっしゃったら、その仕事を一生懸命、全力でやる。あと、相方の生活を一刻も早く元通りにする。それをしていくしかないと思います。

信頼なんて簡単に戻ってくるものではないと、だから時間をかけて積み重ねるしかないと思います。

と、復帰にかける思いを語っています。

徳井義実さんは自粛中にレギュラー番組スタッフへは謝罪の連絡を入れており、復帰後には「おわび行脚」を実行。

高視聴率番組「しゃべくり007」には、2021年4月5日に約1年半ぶりに復帰を果たしています。

ただ、レギュラー復帰せずそのまま番組が終了してしまったものや、復帰したものの終わってしまったものも。

徳井義実さんは番組のMCなど、メインに置かれることが多いので、関係各所の影響は大きかったのでしょう。

ネット上でも「だらしないで済まされる問題ではない」「対応が甘い」など厳しい声があがっていました。

ここから以前のような信頼を取り戻すのはなかなか厳しいでしょうが、今後徳井義実さんの仕事が認められ、活躍できるようになるといいですね。

徳井義実さんのこれからの活動に期待です。

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